Less,but better

ドイツのデザイン哲学の源流、バウハウスのユートピア

最低限度で構築された、シンプルな映画たちについて

「Less,but better」とは、工業製品デザインの伝説的人物ディーター・ラムスの言葉。

 「より少なく、しかしより良く」という意味。

 

とてもよい言葉ですね。

 

20世紀のモダニズム建築を代表する、ドイツ出身の建築家ミース・ファン・デル・ローエが提唱した

Less is more(少ないほど、豊かである)」に似てます。

 

バウ・ハウスにしても、アルヴァ・ノトにしてもミニマルを良しとするのは、

ドイツのお国柄なのかも。

そういう考えって好きです。

 

僕の好きなものって"骨組みだけ"に近いものなんだなと思いました。

というのも、やはり僕の中での理想型と言うのは池田亮司や千利休のような、ミニマルを美学としている人なのです。

高校生くらいには複雑なものが好きで、凄くメカっぽいものが好きでしたけど、

でもその一方で無印良品にいくと凄く気分が上がったのを覚えています。

映像は実写を使うとさすがにミニマルになりにくいけど、

やはりBGMとかは無い方が好きだし、CGも極力ない方がいいし、アクションも無くても良い。

ストーリーだって、最低限の進行さえあればそれで構わないなーと思う。(ただ、テーマだけはきちんとある方がいいのだけど)

で、今回はそんな凄く平坦で静かな映画を紹介。

 

まずは、やはり日本映画。

北野武「あの夏、いちばん静かな海。」

これはもうとにかく傑作ですし、説明不要な気もしますが、見ていない人は是非。

そもそも聾唖の青年と彼の恋人が主人公なのでほぼセリフがありません。

ミニマリスト久石譲による劇伴はあまりにも有名。

監督の演出と柳島克己の素晴らしい撮影。

 

あと、映画ってこれだけシンプルにしていいんだと気付かされた映画としては

ホセ・ルイス・ゲリン「シルビアのいる街で」

というか、とにかくワンカットごとの糊しろ部分が長くて、ほんとに無駄にも見えるけど

ほとんどセリフもなくストーリーの骨格がギリギリまで削られているため、そこにある空気すらも感じ取れます。

 

今見ると、結構複雑ですが、当時はほんとうに衝撃でした、銃撃シーンがあるけど一切ケレン味やドラマがない。

ガス・ヴァン・サント「エレファント」

とにかくすべてが素晴らしい。美しいし、でも凄く息が詰まる。

見終わった後、いつか自分も人を殺してしまうのでは?と思い、ほんとうに凄く怖くなりました。

 

そして、個人的にはこの短編映画も欠かせません。

Jonathan Britnell「366 days. 366 seconds.」

まず、言っておくとストーリーはありません。

タイトルどおり、単に366日間毎日撮った映像を一秒づつつなげただけです。

だけど、本当に凄く良く出来ている。というか、この人の目の付け所が本当に目からうろこ。

日常ってこんなに豊かで素晴らしかったの?自分は何を見ていたんだ…と思いました。

 

以上、僕のお勧めの映画でした。

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Comments: 5
  • #1

    sex telefon (Friday, 02 December 2016 22:09)

    pobłogosławić

  • #2

    sekstelefon (Tuesday, 06 December 2016 21:17)

    żargonowość

  • #3

    wróżka (Wednesday, 14 December 2016 11:03)

    zbajtlowawszy

  • #4

    psychic reading uk (Thursday, 15 December 2016 19:13)

    supercooling

  • #5

    źródło (Tuesday, 17 January 2017 09:35)

    fosforoskop